着床には子宮内膜の状態がとても重要なんです

着床率 子宮内膜 生理周期 厚み

 

着床するためには子宮の環境を整え、子宮内膜の状態が良いものにならならなければなりません。
とくに子宮内膜の状態というのは、着床率を上げるためにはとても需要です。
では、子宮内膜がどのような状態にあれば、着床率を上げていくことが出来るのでしょうか?

 

 

良い子宮内膜とは?

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身体の外の事であれば、自分でも分かりやすいですよね。
でも、子宮内膜というのは身体の内側の事ですし、普段意識していないということもあり、どのような状態が良いのかということはなかなか分かりません。
最近では経膣超音波診断や、血液検査などを行うことでこの子宮内膜の状態をチェックすることが出来るようになってきています。

 

自然周期で妊娠を目指す場合には、子宮内膜は8mm以上。
ホルモン補充療法にて妊娠を目指す場合には、子宮内膜は10mm以上。

というのが容態の良い子宮内膜と言われています。

 

子宮内膜というと、何となく「膜」なのかな?と思うかもしれませんが、実際には二層に分かれていて、子宮の壁側を基底層、子宮の内側を機能層と呼んでいます。

 

月経で剥がれ落ちる子宮内膜はこの2層の子宮内膜のうち機能層の部分で、基底層の部分は剥がれ落ちることなくその場にとどまっています。
この基底層は、月経によって傷ついてしまった内膜を補修する事、そして再生する事といった役割があり、機能層が月経周期に応じて変化していくことになります。

 

子宮内膜が厚くなるというのは、この子宮内膜機能層が厚くなるということになります。
子宮がベッドのフレーム
子宮内膜基底層がベッドのマットレスを支える板

そして子宮内膜機能層がマットレスと考えると分かりやすいかもしれませんね。

 

マットレスが薄いと、寝心地が悪くなります。
またマットレスが固いと、やはり寝心地が悪いと感じる人が多いと思います。

 

 

子宮内膜は厚ければ厚いほどいいの?

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受精卵にとっても、子宮内膜機能層が薄ければ居心地が悪いために着床できないということが起こってしまうんです。
そのため、もし子宮内膜の厚さが6mm以下の場合には、着床ができず、排卵の時点では8mm以上、実際に着床する頃には15mm程度の厚さが必要と言われています。

 

ただ、子宮内膜は厚ければ厚いほど良いという訳でもないんです。
厚すぎる子宮内膜は子宮内膜増殖床という病気である可能性もあるんですよ。

 

この子宮内膜の状態というのは、経膣超音波検査でチェックすることが出来ますが、血液検査ではプロゲステロン(黄体ホルモン)の値をチェックすることでも状態を知ることが出来ます。

 

このプロゲステロンは、女性の身体を妊娠しやすいようにしていくためのホルモンです。
子宮内膜の状態を整えて着床率を上げていくためには、このプロゲステロンが充分に分泌される必要があります。
ですが、このプロゲステロンが充分に分泌されない黄体機能不全の場合には、子宮内膜が厚く、そして柔らかい状態になることが出来なくなってしまいます。

 

 

カウフマン療法とは

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そこで、子宮内膜の状態が継続的に悪い状態が続いている時には、子宮内膜の状態を改善する為の治療を行って言うことが多くなります。
この治療法は幾つかありますが、代表的なものとしてはカウフマン療法というものがあります。

 

もともとカウフマン療法というのは月経周期を正常に戻すための治療方法ですが、黄体機能不全にとっても有用な方法として子宮内膜が薄い状態が続いている人に対して行われることがあります。

 

カウフマン療法では、人工的に女性ホルモンの分泌をコントロールすることで、徐々に生理周期を正常に整え、ホルモンバランスを整えていくことで、プロゲステロンが充分に分泌されるようにしていくことができるんです。

 

・内服法
・注射法
・貼付法

という3つの方法があり、症状や状態に合わせてどの方法が適切なのかを選ぶことになります。
負担が少ないのは貼付法ですが、最も効果的なものとしては注射法があり、一般的なものとしては内服法が用いられることが多いんですよ。

 

ただ、カウフマン療法を行うためには3ヶ月〜6ヶ月ほどかかると言われています。
また、治療を受けた人がすべて、黄体期の不全を克服することが出来るわけではないんです。

 

基本的には副作用は少ない治療法ですが、ホルモンバランスに影響を与えるための治療法になっているために、体調を崩してしまう人もいます。
また、カウフマン療法を行っている間は避妊をする必要があります。
このような点を考えて、主治医とよく相談をすることが必要ですよね。

 

 

 

実は排卵誘発剤の影響も

 

子宮内膜が厚くならないのは、もともと黄体機能不全があるという人以外にも、実は排卵誘発剤を使うことでも起こることがあります。
もし、不妊治療で排卵誘発剤を使っているという人で、子宮内膜が薄いという診断がある場合には、一度排卵誘発剤を変えるという選択肢を取ることができます。

 

この辺りも主治医とよく相談をしてみることが必要です。

 

 

まとめ

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子宮内膜の状態というのは、着床率を上げる上では非常に重要です。

 

最近では肝臓で代謝されやすい内服薬や注射での黄体ホルモンの補充以外にも、膣座薬を使う方法で、子宮内膜の厚みを厚くし、子宮内膜の状態を良くしていくという方法をとる不妊専門クリニックが多くなっています。

 

不妊が長く続くということであれば、一度子宮内膜の状態をチェックしてもらうことを勧めします。

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